HUGMACHINE
井上春生 1963年生まれ
INOUE HARUO
NHK World Japan (49分)+BS1
若者たちが語る“私たちの福島”
~作家・柳美里とともに~
構成演出:井上春生
製作著作:NHK World Japan・HUGMACHINE 2023
制作:NEP
2023/9 OA
JPPA AWARDS
2022経済産業大臣賞受賞
井上春生が構成演出したNHK「大島桜さんのお引っ越し」(NiTRo 佐々木茂氏編集)が経済産業大臣賞を受賞しました。
映文連アワード
『2022優秀企画賞』
井上春生が構成演出したNHK「大島桜さんのお引っ越し」が優秀企画賞を受賞しました。
17-25 May 2022
"Fairy, Einstein and the Cherry Trees"
井上春生が企画した映画「Fairy, Einstein and the Cherry Tree」」がTOKYO DOCS優秀企画賞を受賞、その中で唯一、Marché du Film - Festival de Cannes 2022 に日本代表に選ばれました。
HUGMACHINE CO.LTD.
༄TOKYO OFFICE
Tokyo Japan
༄CONTACT
☆Haruo Inoue : Cinéaste, Representative Director
inoue@hug-machine.com
༄Awards
༄About in English
IMDB WIKI
༄University, Film Festival Special Lecture(Lecturer, Panelist Haruo Inoue)
༄Journal, paper(Writer Haruo Inoue)
眩暈 VERTIGO
眩暈 VERTIGO
Buffalo International Film Festival
October 6th at 1:01 pm JST,
you'll have 7 days to start watching.
日本時間 10月6日13時1分より7日間公開
※ニューヨーク州限定配信
眩暈 VERTIGO
New Jersey Film Festival Fall 2022
available October 9th at 1:00 pm JST,
you'll have 23 hours 45 minutes to start watching.
日本時間 10月9日13時より24時間公開
Recent TV Program
CLCK TO WATCH
"言葉の傷 / The Wounds of Language "
構成演出:井上春生
出演:柳美里
製作著作:NHK World Japan・HUGMACHINE
制作:NEP
2022/9
CLCK TO WATCH
"Wake up, Unite and Move"
構成演出:井上春生
出演:中田亮(オーサカ=モノレール)
製作著作:NHK World Japan・HUGMACHINE
制作:NEP
2022/8
CLCK TO WATCH
"透明な声を聴く / Silenced Voices"
構成演出:井上春生
出演:森村泰昌(芸術家)
製作著作:NHK World Japan・HUGMACHINE
制作:NEP
2022/7
CLCK TO WATCH
"届け、魂のアルペジオ / Arpeggio from Afar"
構成演出:井上春生
出演:小林研一郎(指揮者)
製作著作:NHK World Japan・HUGMACHINE
制作:NEP
2022/6
CLCK TO WATCH
"戦地に放つ17文字の詩 / A Salvo of 17 Syllables"
構成演出:井上春生
出演:神野紗希(俳人)
製作著作:NHK World Japan・HUGMACHINE
制作:NEP
2022/5
※HUGMACHINEの企画でシリーズです
"完全版ル・マン24 最高峰レースに描く夢"
演出:井上春生
制作:HUGMACHINE・NHK
NEP 8K Staff
2018 初回放送
Films
released for movie halls
"The Reality Behind What We See" ~The Poet, Yoshimasu Gozo, in Kyoto~
NOW ON PENDING
「Le Chasseur Zéro」 Pascale Roze Prix Goncourt 1996
PRE-Cooperation MK2 / TOPONE PARIS / CARGO FILMS
design @otani taro HUGMACHINE partner
「飛脚と野武士」
"AN EXPRESS MESSENGER AND A WANDERING SAKURAI"
1991年
製作 脚本 監督 井上春生
協力 東映京都撮影所 IMAGICA
JAC 岸本乗馬クラブ
Executive Producer & Director Haruo Inoue
23minutes 16mm film KODAK
CO PRODUCTION FILMS
Executive Producer
KABUL TRIANGLE
フライヤー表
カブール大学芸術学科との協働作品
30分作品3本のオムニバス映画
「生計を立てる人々」
ムハバル・アフバル・サラム監督
「刻の中の女性」
ムサ・ラドマニッシュ監督
「偽装結婚の果て」
A.F.ザダ監督
Past Works
HARUO INOUE
IMDB WIKI MOVIE WALKER TWITTER
BEFORE 2016
WORKS SAMPLE BELOW
CM
ケサランパサラン
クリーミィ クレンジング バー
CD 井上春生
制作 アミューズ
PV
「武蔵野美術大学」
監督 井上春生
制作 HUGMACHINE
EXHIBITION
World Exposition, Aichi, Japan
SONY Pavilion
MEGA VISION
"10m×50m SCREEN"
"A Laser Dream Theatre Performed by GxL Technology"
愛・地球博
600万画素の大迫力・高精細映像「未来の子どもたちへ」
UK, ICELAND, JAPAN AREA DIR
制作 SONY PCL
TV
スカパー!(vaionettv)
「昭和モダーン住宅デジタル図鑑」
構成・演出 井上春生
聴竹居・藤井厚二作
浦邸・吉阪隆正作
菊竹自邸・菊竹清訓作
清家清自邸・清家清作
土浦亀城自邸・土浦亀城作
東自邸・東孝光作
日向別邸・ブルーノタウト作
ほか
TV
テレビ朝日
「都のかほりスペシャル」
演出 井上春生
TV
NHKBS
HDスペシャル
『世紀を刻んだ歌』
「明日に架ける橋~賛美歌になった愛の歌」
9.11で放送禁止になった歌の行方をアメリカ・英国・南アに追う
構成・演出 井上春生
出演 緒川たまき
Larry Knechtel
ほか
Muisc For Film
thanx to ©g_girl
Text
映画「遠くの空」パンフレット寄稿 島田雅彦氏(作家)2010
彼女はアンチゴネーか?
内山理名演じる松木美江とキム・ウンス演じる柳さんが互いに惹かれあうものを感じながら散歩するのは、東京都内の某所の私にも見覚えのある通りだったり、土手だったり、交差点だったりするのだが、それらの風景はモザイク状に編集されているせいか、見知らぬ街に迷い込んだ気がする。あるいはよそ者の目で東京を眺めている感じがする。
長らく東京に暮らしている身であっても、よそ者感は容易には拭い去れない。何しろ東京はソウルやニューヨークとも同様、一度共同体から離脱した人々がそれぞれの都合で寄り添って暮らす都市だから、隣人同士を結び付ける縁などありはしない。互いによそ者同士であることを認め、そこから共感を育むしかない。それが時にサッカーのサポーターであり、行きつけの店の顔なじみであり、同じ会社の上司と部下だったりするわけだ。
都心には出会いの場なら、いくらでもありそうなものだが、案外、人々の行動範囲は狭く、住み分けがなされているので、内輪の出会いに終始し、他人同士の関係は生まれにくいのが、現実だ。今夜も孤独なよそ者同士が居酒屋で、駅で、繁華街で無数のニアミスを重ねる。広い東京では運命の糸を手繰り寄せるのは至難の業だ。けれども、人間の本能はしばしば、あり得ない確率の出会いを手繰り寄せる。
美江は年下の彼氏がいるアラサ―の女。女子が真の大人になるのは、自分が歴史に関わりがあることに気付いた時だ。歴史とは無関係と思っているあいだは、人はみな子どもなのである。歴史や過去への関心は、年長者への関心でもある。三十路の女は男を背中で見るようになる。目に見えない何かを背負っている男に惹かれることもある。大抵の場合、年長の男は自分の過去に対しては口が重いか、話すほどの過去を持っていないか、どちらかである。前者の場合はおそらく、罪悪感や挫折感を引きずっていて、下手につつくと、過去の傷口が開く。触らぬ神に祟りなしなのだが、それでは年長者と年少者の交流を通じて行われるべき歴史や過去のリレーは行われないことになる。歴史や過去に関わりを持てる者は幸いであるが、親子でも、師弟でも、上司と部下の関係でも、なかなか歴史のリレーは生じない。互いのバリアを外す何らかのきっかけがないと、親子であっても、人は容易には心を開かないものだからだ。
「弱肉強食の醍醐味は仲間と一緒だということ」柳さんが呟くコトバが美江の琴線に触れる。もっと話を聞きたいという思いは恋かもしれないと彼女は思う。恋をすると、互いの来歴が気になる。恋は必然的に人を歴史や過去に向かわせるものなのかもしれない。
柳さんの口から、一九八〇年光州事件と当時の彼の恋の顛末が語られる。美江はその事件が自分にも深い関わりがあったことに気付く。三十年前の政治的な事件を背景に、一人の男と一人の女が出会い、別れる。葬り去られたはずの恋だったが、女は密かに娘を生んでいた。そして、その娘はそうとは知らぬままに偶然に自分の父親と出会い、恋に落ちてしまった。
もし、この恋を全うすれば、美江は『オイディプス王』の轍を踏んでしまう。彼女は父と母を再会させ、和解を取り持とうとする。父に失恋した娘の悲しみが、なぜか私にも伝わってきた。いや、彼女にはまだオイディプスの娘アンチゴネーの仕事が残っている。彼女は盲目の父の目となり、父がなずべき仕事の手引をすることになっている。
「東京の嘘」は人間が社会的存在として、一貫した自己を演出する以前の本来的な"気まぐれさ"と”執念深さ"というものが画面から溢れてくるような作品だと思った。なぜ気まぐれに見えるか。ここに出てくる全ての人間が何かなぜか素直だからだ。実はストーリーは非常に明瞭だ。教授である瀬尾の「退屈さ」はある意味で存在論的な不快感として、そのまま残されてはいるが、ほかの登場人物については明瞭な動機がある。ただそれをあえてストーリーを解体し、コラージュし、モンタージュして浮き上がらせる手法をとり、且つ演技者たちにまるで過去からの連続性を断ち切るような演技をさせることで、社会的な仮面を取り去った後の人間のおそるべき気まぐれさと、その裏にある萎えることのない執念深さをフィルム上に刻みつけることに成功している。同時に「退屈」=「狂気の一歩手前」という臨場感を常に各々の場面に与え続け、そののっぴきならない状態から自己の中に出現する新たな別の層への飛躍を望んだ一人の少女が瀬尾という出窓を選んだ、という展開を施す。
さらに映像は、気まぐれな行動の中にこそ、その人の本来求めている一番内側の欲求が隠されているという分析的テーゼをも大枠で押さえつつ、我々を新しい感覚世界へと誘おうとする。一見矛盾しているかのように見える少女と白バイ警官とのと結末も然りで、日常の様々な気まぐれやその場限りの感情や思いつきに人間の根源的な欲求が隠されており、逆に言うと社会においての埒内において、明瞭に見える行動や認証し受け取れる行動というのはそのほとんどが退屈しのぎなのかもしれない。なぜ凌いでいるか。人と人とがなにか破滅に直結するような暗い欲望を後手に持っている存在なのだということを、もしもネイキッドに見せた場合、人と人とは恐れ合いすぎて相手を自分と同じ人間だとは認めあえないからだ。
故にさまざまな「嘘」で己を武装し小さな日常をやり過ごしていく。
しかし、この映像の中では、ストーリーの枠組み、行動の動機などは分かりやすく、シンプルであるのに、その断片を取り上げてみると、人間はこんなにも蛇のように執着心があり、一方ではこんなにも衝動的であり、断片化した人生を生きているのかということがひりひりするほど伝わってくる。内面の吐露という真っ赤な偽物の"真の動機"あるいは心の闇の解明なしに、人間のそういった存在論を展開したというところが、この映画のすごくユニークな点なのだと思う。
今は、はっきりと結論がつくものを出せば必ず将来崩壊の憂き目にあう時代だと思う。激変している時代の中で、それは悪くなっていくか良くなっていくかということを問うことさえできないくらい濁流になっている。故に今の時代を定型化して切ることは、数年を待たずして色褪せてしまう。そういう意味で、この斬新な映画を撮られた井上監督はラディカルな人であり、同時に非常に慎重な人間だと感じた。
今さらだが、人の欲望というのは、その人自身にはうまく言語化できないことが往々にしてある。他者や物やセラピストをスルーすることで、初めてそれが、あたかも元からそこに据えられていたかのように感得される。しかし、そのときはすでに、自分の中に発見したものなのか、あるいは外部からもたらされたものなのか実のところ分かりはしないのだ。だがそれは最も深い、その人がまさに自分を捧げるべき欲求であったりする。この映画全体を通して言えることは、最も毒性をはらんでいる言葉だが「人はなにかに献じられることで、主体化する」ということ。言葉の上では相反しているが、何かに献じられることによって、初めて主体としての実感を得るということが、この映画からひしひしと得られる感覚だ。しかし、"献じられる"ということは"捧げる"ことであって、自己に酔っているということ。捧げられる自分という状態が、恒常的に続くことによるある胡散臭さ、不快感もまた持っていなくてはいけない。その中で、絶えず自分を破壊し再生し続けるぐらいの強い不快感というものを自分に持っている人間でないと、この言葉の奥に潜む毒におそらく瞬時にやられてしまうだろう。
Variety Japan
Variety Japan 2008/02/03
Variety Japan 2008/02/03
Variety Japan 2008/02/03
「同じモノを見ても、人は自分と同じ見方をしていません。人と異なった考え方をしても良いし、自分なりの視点を持つことは素晴らしいことです。誰しも彼 女たちと同じように個性的でユニークな面があるはずです。そうした個性の相互理解を、この映画では行方不明の一枚の音符(写真)に託しました」。リリカル な『音符と昆布』と、アフガニスタン映画祭は、“多様な視点”というテーマでつながっていた。
『音符と昆布』は、現在シネマート六本木、お台場シネマメディアージュ、TOHOシネマズ西新井、 TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ伊丹、敷島シネポップ、TOHOシネマズ トリアス久山で公開中で、以降も全国にて順次公開予定。また第3回アフガニスタン映画祭は、3月上旬に開催の予定。そこでは、『THE ROOT』も上映される予定とのこと。
Organizer
Executive Producer
ららヨコハマ映画祭
フライヤー表 井上作品4本上映 招待
2008
ららヨコハマ映画祭
フライヤー裏 井上作品4本上映 招待
2008
アフガニスタン映画祭
フライヤー表
協力 アフガンフィルム
2005
アフガニスタン映画祭
フライヤー裏
MENU:PRESSに拡大版
第二回アフガニスタン映画祭
フライヤー表
協力 アフガンフィルム カブール大学
2007
第二回アフガニスタン映画祭
フライヤー裏
MENU:PRESSに拡大版
アフガニスタン短編映画祭
フライヤー表
協力 アフガンフィルム アップリンク
2009
アフガニスタン短編映画祭
フライヤー裏
MENU:PRESSに拡大版
中東アジア学生映画製作
プロデューサー
協力 アフガンフィルム アップリンク
2010
MENU:PRESSに拡大版
東北モバイルシアター
2011
Copyright © 2016 HUGMACHINE CO., LTD . All rights reserved.